ゲーム会社や映像制作会社などで会社員としてCGデザイナーをしている人もいれば、独立してフリーランスのCGデザイナーとして活躍している人もいます。スマートフォンの普及や映像技術の進歩もあり、これからますます必要とされるといわれる職業だけに目指している人も多いのでは? そこで気になるのが、CGデザイナーのお金事情です。
キャリアによっても年収は異なりますが、だいたい年収は平均300万円から500万円程度だといわれています。当然、ヒット作を多く手掛けるゲーム制作会社や映像制作会社に勤務していれば、年収は増えていきます。より年収を稼ぎたいのなら、腕を磨いて、独立するという方法もあります。CGを使った映像作品やゲームはたくさん制作されているため、腕の良いCGデザイナーは引く手数多です。そのためフリーランスでも仕事の依頼が絶えない売れっ子になれば、年収は右肩あがりになります。
もし、CGの制作を外注したらいくらくらいになるのでしょうか?どんな作品を作るかにもよりますが、業界では1分=100万円が相場だといわれています。通常CGは1カット約300フレームで構成されています。これは1秒に換算すると、およそ30フレームです。するとこの場合、制作されるCGは6カットということになります。つまり1カットあたりの単価は、15万円から20万円前後だということになります。
資格を持っていなくてもCGデザイナーになることは可能ですが、就職前にスキルを磨いておきたい、自分の能力を試すために資格に挑戦したい、そんな人にはCGクリエーター検定がおすすめです。これはCG-ARTS協会が実施している検定試験で、CGクリエーター検定、CGエンジニア検定、Webデザイナー検定、画像処理エンジニア検定、そしてマルチメディア検定の5つから構成されています。CGクリエーター検定ではデザインや2次元CGの基礎にはじまり、モデリングやアニメーションといった3次元CGの技法や映像制作の基本など、CGデザイナーに欠かせない知識の習熟度が試されます。
フリーランスで活躍するCGデザイナーもいますが、多くの人はゲーム制作会社やグラフィック制作会社など企業に勤め、会社員として働いています。いったいどんなところに就職しているのでしょうか?