マンガ家のお仕事内容

マンガ家って、どういう仕事?

マンガ家とは、長編マンガや四コママンガなど、マンガを描くことを職業にしている人のことを指します。長編マンガを作る場合、完成までにはプロットの作成に始まり、ネームの作成、下書き、ペン入れといった複数の作業があります。また週刊誌に連載を持っていると、毎週締め切りに追われることになります。そのため多くのマンガ家はアシスタントを雇って、背景描きやスクリーントーン貼りなど、補助的な作業を手伝ってもらいながら、仕事をこなしています。さらに、主に作画のみを担当してストーリーの制作は原作者に託すケースや、ユニットや事務所を設立し、分業しながら複数人でひとつのマンガを制作しているケースもあります。

マンガ家は雑誌での連載を持つことが大半です。日本では週刊と月刊が発行されるマンガ誌が多いですが、主に掲載されているのは連載マンガです。毎週、あるいは毎月マンガを発表し、ある程度の分量がまとまったら、それが単行本として出版されます。連載ではない一度きりの掲載になる読み切りマンガもありますが、それだけでは収入がわずかになってしまいます。なかには、Webサイトでマンガを掲載し、マンガ誌に連載を持たずに活動するマンガ家もいますが、まだまだ少数だといえます。

マンガ家になるためには、いくつかの方法があります。ひとつ目は、出版社が公募している賞に応募することです。作品が賞を受賞すると、読み切りマンガのオファーが来て、さらに読者の人気を獲得すると、連載マンガを持てる可能性があります。ふたつ目は、直接出版社に持ち込むという方法です。編集者から目をかけてもらえる作品であれば、デビューの話が舞い込むかもしれません。そのほか、マンガ家アシスタントをしながら、作画の技術を磨き、デビューの機会を探るという道もあります。いずれにせよ、マンガを描き、それを読者や編集者に評価してもらうことで、マンガ家への一歩が踏み出せるわけです。

お仕事完了までの流れ

続いて仕事内容を見ていきましょう。どのような手順で仕事をしていくのでしょうか?

プロットを作成する

まずは、プロットと呼ばれる物語の要約・概要を決めます。ストーリーに始まり、キャラクターの造形・性格や物語の世界観も考えます。このプロットを作成する際に、出版社の編集者がアドバイスをしたり、意見を出したりするのが、日本のマンガ誌における連載マンガの作り方だといわれています。

ネームを作成する

ネームは実際にマンガを描く際の設計図になります。いわゆる絵コンテのようなものです。どのようなコマ割りにするのか、そしてコマのなかをどのような構図にするのか、またセリフも想定して、ネームを作っていきます。

下書きを描き、ペン入れ

ネームが完成したら、鉛筆で下書きしていきます。そして、下書きが完成したら、描いた線の上からインクや墨汁を使って、ペン入れをしていきます。

ベタ塗りとトーン

ペン入れが終わったら、髪の毛や影の部分など黒く塗りつぶしたいところを塗っていきます。それがベタ塗りといわれる作業です。ベタ塗りが終わったら、スクリーントーンと呼ばれる特殊なシール状の画材を貼っていきます。スクリーントーンを貼ると、立体感のある絵に仕上がっていきます。

セリフを入れる

最後にセリフを入れたら、完成です。

これ、どういう意味?

どんな仕事にも、その職業に関わる人たちがよく使う業界用語があります。ここでは、マンガ家の業界用語を取り上げます。

「Gペン」

マンガ制作の現場では、つけペンと呼ばれる筆記具を使います。ペン先をインクに浸して、ペン先についたインクで本番用の線を描いていきます。つけペンにはさまざまな形状のペン先がありますが、最も有名なのがGペンです。筆圧の強弱でいろいろな太さの線を描くことができます。

「効果線」

マンガ独特の表現方法のひとつで、人物の感情や動きを表現する線のことです。カケアミ、ナワナワなど複数の種類があります。

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