アニメーターのお仕事内容

アニメーターって、どういう仕事?

テレビで放映されているアニメーションのなかには、すべてCGで制作されている番組もありますが、手書き(もしくはペンタブ)で描かれた絵をもとに作られているものがほとんどです。アニメーターはこうしたテレビアニメーションやアニメ作品に使用する絵を描く職業です。またアニメーターには原画と呼ばれるベースとなる絵を描く原画マンと、原画をもとに少しずつポーズや構図の違う絵を描くことで、その絵が動いているかのように見せる動画マンと呼ばれる人たちがいます。一般的にアニメーションは1秒間に24コマの絵を連続して映し出すことで、動きのある動画に仕上げています。パラパラ漫画と同じ要領です。30分間のアニメーションを制作しようと思ったら、単純計算で4万3,200枚という非常に多くの絵が必要になるわけです。そのため非常に根気が要求される仕事だといえます。

アニメーターの活躍の場は、テレビアニメーションだけではなく、映画アニメーション、DVD作品、ネット動画などもあります。就職先としては、作画を専門としているアニメ制作会社のほか、ゲームやアニメ制作を手がける個人事務所などがあります。そのほか、会社には所属せず、フリーランスとして作品ごとに契約を結び仕事をしている人もいます。

最初は作画のなかでも比較的難易度の低い作業を担当することになりますが、アニメーターとしての実力が認められると、重要なシーンの作画を手伝うことや、キャラクターのデザインを依頼されることもあります。さらにアニメーターから作画監督やアニメーション作品の監督を任されるようになった人もいます。アニメーションは日本が世界に誇る文化のひとつです。そういう意味では自分が関わった作品が世界中で公開される可能性がおおいにあり、非常にやりがいのある仕事だといえます。

アニメーターになるには、正確に模写できるデッサン力、物や人物をさまざまな方向から描く力、そして動作を的確に表現するための観察力などが欠かせません。採用の際にはこれまで描いてきた作品を提出することも多いため、日頃から書き溜めたイラストや漫画をいつでも見せられるようにファイルにまとめておくとよいでしょう。

お仕事完了までの流れ

続いて、アニメーターの仕事内容を見ていきましょう。どのような手順で仕事をしていくのか、依頼から完了までの流れを簡単に解説していきます。

原画とタイムシートの入った資料をもらう

すべてのコマの元となる原画が描けるようになるには、実績やキャリアが必要になります。多くの人は動画マンとして作業をスタートさせますが、まず原画とタイムシートと呼ばれる1カットのセリフやカメラワークといった情報が書き込まれたシートを受け取ります。必要な動画の枚数もこれを見ればわかるようになっています。

原画と同じ絵をトレースしていく

原画をクリップで固定しながら、それと同じ絵をトレースして描いていきます。そして、原画を参考に少しずつポーズや表情を動かした絵を描いていきます。原画と見比べて違和感がないよう、丁寧に絵を描いていきます。自分の描いた動画がそのままアニメーションに使われることになるので大事な作業です。経験が浅い場合には、先輩にチェックしてもらいながら作業を進めていくことになります。

完成した動画は仕上げ担当者にわたり着色される

アニメーターが描いた動画は仕上げ担当者に送られ、そこでパソコンにスキャンされデータ化されます。そして着色が施され、アニメーションに近づいていきます。アニメーターの作業は動画の作成までで終了となります。

これ、どういう意味?

どんな仕事にもその職業に関わる人たちがよく使う専門用語があります。ここでは、アニメーターが使う業界用語を取り上げます。

「カット袋」

アニメーターが作画を行う際に必要なレイアウトや原画、タイムシートなどが入った袋です。カット袋に完成した動画を入れ、このカット袋を介して作業が進められていきます。

「リテイク」

作成した動画の質が悪いと、やり直しを命じられます。これをリテイクと呼んだりします。

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