FINAL PRESENTATION
大ヒットが期待できる、新しいアポロを生み出せ!
今回の課題の目標は「ヒット」ではなく「大ヒット」。このハードルの高い挑戦をクリアして、最優秀賞と優秀賞を勝ち取った2つの学生作品を紹介します!
日常的になじみのあるお菓子や乳製品にとどまらず、粉ミルクから健康食品、流動食・介護食に至るまで、幅広い食品の製造・販売を通して、長い間お客様に「おいしさ・楽しさ・健康・安心」を提供している企業です。
日本人なら誰もが知っているロングセラー商品「アポロ」を題材とした課題の内容は、デザインだけではありません。市場をリサーチしながらターゲットを決めて、大ヒットが期待できる新商品を中身から考えること。そして、その魅力がもっとも効果的に伝わるパッケージを開発すること。学生たちは、この難しくも楽しいテーマにチャレンジし、見事高評価の作品を創ることに成功しました!
私の上司の名言に「味を追う者、味に溺れる」というものがあります。アポロも過去、変わった味を出して失敗したことがありました。今回の作品は、味そのものは新しくないけど、味の組み合わせが新鮮なもの。そこが評価ポイントですね(本間さん)。ロングセラーすぎる商品で難しかったと思いますが、トレンドを捉えた女性に刺さりやすい企画を考えてもらえました(斎藤さん)。
今回の課題の目標は「ヒット」ではなく「大ヒット」。このハードルの高い挑戦をクリアして、最優秀賞と優秀賞を勝ち取った2つの学生作品を紹介します!
ターゲットの女子高校生は、「お祝い好き」なことに気づきました。仲の良い友達じゃなくても、誕生日はお祝いするんです。そこで、ショートケーキ味のアポロをプレゼントっぽいパッケージで包みました。
最初は「催事性に特化した商品は広く売れないのでは?」という印象でした。ところが「そんなことはありません!若者はふだんからお祝いする習慣があります」と証明するデータを出してくれた。情緒的価値のある商品ですね(斎藤さん)。
若い女性がアポロをあまり買わない理由は、彼女たちは真新しいものを好むからではないかと考えました。そして、コンビニの人気商品であるマシュマロとチョコを組み合わせたアポロを思いついたんです。
トレンドにうまく乗れる商品だと思います。そして、チョコレートにはあまり使わない水色を大胆に使いながら、パッケージデザインをクオリティ高くまとめた。商品の特性を上手に捉えた作品になっていると思いますよ(篠塚学校長)。
次回の課題は「スポーツ人口の増加をSAVAS成長のチャンスと捉え、幅広いお客さまに売れる新SAVASの商品コンセプト、ネーミング、キャッチコピー、パッケージデザインを考えること。挑む学生の意気込みは?「予想もしない視点が求められていると思います。やってやるぞ!」(新澤さん)。「僕ら世代ならではの発想を届けたいです!」(片岡さん)。