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TCA産学連携教育/企業プロジェクト

マツダ株式会社

Company Profile

広島県に本社を置き、1920年創立の大手自動車メーカーである。乗用車の製造、乗用車・トラックの販売などを手掛け、日本のみならず世界中の拠点で研究開発を行っている。
スカイアクティブ技術と魂動デザインで独自の商品開発を行う会社である。

MISSION

20年後のマツダブランドを想定した車両提案

20年後のマツダブランドを現在のマツダブランドとユーザーの傾向から分析し、20年後のマツダユーザーを想定したデザイン開発を行うプロジェクトを行った。

2023年卒業進級制作展にて展示発表しました。

001「Extraordinary」

STUDENT VOICE

20年後にバーチャル技術がより発展し、あらたにバーチャルで確立されるエリアで人々が各々の趣味や趣向、こだわりへのアプローチをより高めるためのモビリティです。
バーチャルワールドだから表現できることをいかし、ユーザーたちの非現実体験を後押ししてくれるスピード感あふれる躍動的なフォルムと、楽しさをより増幅する機能で仕上げています。モデルではフロントの硬い物体がボディ中間でオーガニックに変化し、リアに向けて流れが収束していく一連のストーリーを表現しました。
デザインとしては二つの大きな流れで構成されており、より伝わり易くする為にあらゆる角度から見てシルエットやキャラクターライン同士の関係を吟味しながら造形を行いました。

デザイン:カーデザイン専攻

Nさん

モデル:カーモデル専攻

Mさん

002「Natural movement」

STUDENT VOICE

20年後の未来は価値観の多様化に伴い、より人間らしい生き方を目指したナチュラル志向の人々に注目が集まると想定します。
マツダのアートに対する方向性は、自然のルール(有機的で、尚且つ規則性を感じる質感)に則したクルマの形や走り体験を追及すると考え、デザインを制作しました。モデル制作では、前後のタイヤの張り出しを強調し、ルーフにかけてガラスを覆うようにボディーを伸ばすことで、根が地面にぐっと張り付き、そこから幹へと成長していく様を表すことができ、コンセプトである自然の法則、有機的で規則性があるという事を表現しました。

デザイン:カーデザイン専攻

Mさん

モデル:カーモデル専攻

Yさん

003「TRANS-ENVIRON」

STUDENT VOICE

豊かな自然をドライバーとともに感じながら、表情の変化を楽しめるモビリティを提案しました。< br>木に寄りかかりながらの心地よい移動をモチーフに、風の流れを意識した伸びやかで有機的な形を表現しました。フロントから緩やかに風が流れキャビンで風がたまりリアで勢いよく抜けていく、一筆書きのシルエットをイメージしながら造形を行いました。ボディに走る1本のハイライトも地面に刺さるように表現することで有機的な面を持ちつつ自動車としてのタイヤの踏ん張り感を表現したところもポイントです。

デザイン:カーモデル専攻

Iさん

モデル:カーモデル専攻

Aさん
GENERAL COMMENT

TCAとの企業プロジェクトで感じたことは、学生各自がそれぞれ独自の視点を持って未来のマツダを提案されたことです。そして、この独自性が自動車デザインの実務にも大変重要である点です。企業プロジェクトは会社の考え方やデザイン実務の一端を垣間見ることができる点で学生さんにとって大変良い経験であると考えますが、皆さんがこれからも能力アップに励み、将来自動車業界で活躍されることを期待しています。

マツダ株式会社 デザイン本部 デザイン開発推進部 多田 眞治 様