企画をブラッシュアップさせた2度目のプレゼンテーション!
学生たちは、前回出た課題を解消するとともに、作品のみならずそのマーケティングまでを見据えた企画提案を実施。
プロデューサーから高く評価された3つのプランをご紹介します。
当社は、株式会社サンライズ、株式会社バンダイナムコアーツ(映像事業)、株式会社バンダイナムコライツマーケティングというアニメーションを中心とした映像事業を行う3社が統合し、2022年4月に新たなスタートを切りました。バンダイナムコフィルムワークスは、映像作品を企画、製作し、テレビ、映画、配信などさまざまなメディアを通してお届けするだけでなく、著作権・版権の管理運用、映像関連商品の企画・販売や映像関連サービスを通して、世界中の皆様に広く発信しております。映像の川上から川下まで担う総合映像エンターテインメント企業として、“いいもの”を生み出し、しっかりと皆様にお届けし続けてまいります。
「機動戦士ガンダム」をはじめとする数々の名作を生み出してきたサンライズとのプロジェクト。
学生自身が考えたストーリーに登場するメカをデザインし、CGを駆使したプロモーション映像を企画します。
学生たちは、前回出た課題を解消するとともに、作品のみならずそのマーケティングまでを見据えた企画提案を実施。
プロデューサーから高く評価された3つのプランをご紹介します。
メカを通じて歴史を知る。歴史を通じてメカを好きになってもらう。
今までにない戦国系パワードスーツ作品!主人公・伊達政宗の成長ストーリー。
井上さん:「硬派な企画ながら、ギミックが面白いですね。武将の鎧がカッコよく、男性ファンを取り込みやすい作品だと思います。これを3Dでいかに魅力的にしていくか?戦闘シーンの躍動感やディティールの質感を大切に作りこんでください。楽しみにしています!」
仲さん:「発表会形式のプレゼンが、工夫が効いて面白かったです。企画書も短くまとまっていて、見やすいし伝わりやすい。作品の世界観や、商品展開もしっかり考えられていますね。設定にあまり縛りをかけず、ぜひ自由に物語を作ってもらえればと思います。」
子供が没頭し、家族一緒に楽しめる!視聴者へ冒険を提供する作品。
あらゆる文明が滅んだ世界に目覚めた、不死身の主人公オクラスの冒険ストーリー。
井上さん:「提案の初めにマーチャンダイジングの話があったのは、なかなか新鮮でした。汚してもいい、壊れない玩具の企画なんかも目の付けどころがいいと感じました。ストーリーはかなりできあがっていて画力も高いので、早く映像で観てみたいですね。」
仲さん:「やりたいことが溢れすぎて、課題に対する企画書が過剰になっている印象です。ただ絵はこなれていて、メカの細部までよく描けていますね。作品の方向性としてはまずゲームにして、それからアニメ化するプロセスのほうがハマりやすい気がします。」
ロボットと人の魂の融合/Z世代が感情移入しやすいキャラクター、ストーリー。
人から抜き取った魂を原動力とするロボットが支配する世界で戦う17歳の主人公。
井上さん:「物語の舞台が2103年であるべき理由や、防衛軍が日本のものか世界のものかなどは、きちんと明記しましょう。サンライズは細かな設定にこだわる会社なので。メカ好きの人たちが食いつきやすそうなメカデザインは、とても良いと思います。」
仲さん:「作品もマーチャンダイジングの手法も、まさに王道といった感じです。逆に独自性がもう少しあると良いかなと思いました。カメラアプリを活用するプロモーションなどは、どうしたら多くのターゲットが参加してくれるかを考えてみましょう。」
「短い期間で本当に良く企画をまとめてくれました。プロの世界でも企画書が作品化されるまで1~2年かかるものなので、そこは自信をもってください。これからの作り込みも、頑張っていきましょう!」(井上さん)
「どんなものを作ればいいかと学生さんに良く聞かれるのですが、好きなものを作ればいいんです。大事なのは何がやりたいかを人に伝えるトレーニングであって、人のプレゼンからも学べることは学んでほしいですね。」(仲さん)