学生時代より地元名古屋の劇団に俳優として所属する傍ら、イラスト制作活動を行う。劇団解散後はイラストレーター業に集中し、2010年のアニメ「ソ・ラ・ ノ・オ・ト」や2011年の「花咲くいろは」のキャラクター原案に起用される等 ヒットを多発。 2017年には、PS4 /PSvitaソフト「ブルーリフレクション 幻に舞 う少女の剣」のキャラクターデザインに加え、原案・監修を担当した。テレビ、ラジオ番組、イベントへの出演でも活躍中。
第一線でマルチに活躍する人気イラストレーターが学生の作品をガチンコ添削する特別授業。
さすがプロ!と思わせる目からウロコの発見がいっぱい!
僕は、試し書きや練習で描く絵が好きではありません。 スポーツの世界では「試合は技術の争い」だと思うので練習が必要ですが、絵の場合は技術そのものより「技術を使って何をするか」「誰に何を伝えるか」が非常に大事。どれだけ練習で絵を描いても、この事が伴っていないと意味のない絵になってしまいます。 逆にそれができていれば、別に練習なんかしなくても、一生懸命描いていく内に自然と技術は見えてくるもの。だから基本的には全力で、僕や見てもらいたい人に対して自分が一番見せたい事が伝わるような絵を描いてください。すごく厳しい言い方をすれば「手抜きをするな」ということですね。 練習だからこれくらいで良いとか手加減を一切しないで欲しい。皆さんに沢山悩んで描いてもらいたい。 基本的には全力で!絶対ここまでやらないとダメ!というところまで挑戦してください。
可愛らしさやセクシーさを表現するには、線を細くする&線に色を付けよう。Gペンで描くと線が太くなりモッサリした雰囲気になりがちなので、もっと細くし色を付けるとお尻の柔らかさが表現され存在感やリアリティが出ます。
人間の手のサイズは、眉毛から顎くらいの長さだとされています。この女性に対して手が大きすぎるので小さくして調整を。男性の格闘家などを描く場合は大きめに、萌えキャラの場合は赤ちゃんのバランスにすると可愛く見えます。
シャツに水が入っている所、そうでない所を細かく描き分けよう。肌が逆光気味で表現しているならシャツもそれに合わせて透け感を出すように。髪も同様に逆光を捉えて描く事と、水滴が付いている表現にするには白っぽい線を加えてみましょう。
キャラのバックグラウンドを洋服で見せるのは非常に重要!テーマが「アウトドア」なら、アクティブさを感じるコーデに。興味がない事でも常にアンテナを張って生活に取り入れよう。センスを磨くのは良いキャラを作る上でとても大切!
目や鼻、口などのパーツはもう少し下に配置しよう。白眼部分は消えているのでしっかり描くように。まつ毛が切り絵のようになっているのでもう少し繊細に描きましょう。
髪を横に流した場合には、ぺったり感は出ないはずです。毛先の追い方は丁寧だけどもう少し毛束感や散らすことでより髪の毛っぽくなります。また、おでこが大き過ぎるとハゲて見えるので後頭部のバランスを含め注意しましょう。