PROFILE
株式会社リイド社 出版企画部 編集委託として従事。主な担当編集作品は、『鬼切丸伝』『政宗さまと景綱くん』『戦国自衛隊』(全てリイド社刊)など多数。武蔵野美術大学、東京学芸大学大学院卒業。
担当専攻:マンガ専攻、デジタルイラスト・マンガ専攻
株式会社リイド社 出版企画部 編集委託として従事。主な担当編集作品は、『鬼切丸伝』『政宗さまと景綱くん』『戦国自衛隊』(全てリイド社刊)など多数。武蔵野美術大学、東京学芸大学大学院卒業。
担当専攻:マンガ専攻、デジタルイラスト・マンガ専攻
黒が好きなので、ほぼ毎日黒コーデです。コーディネートを考えなくて済みますしね。学校で教える時は動きやすいカジュアルな服ですが、編集者としてはフォーマルなスーツを着ていることが多いですね。
マンガはコミュニケーションツールとしてイチバン便利なものだと思っているので、まだマンガを知らない世界の人たちに読んでもらいたいですね。「マンガって伝達手段として便利じゃん」て。皆がマンガを描けるようになったら平和な世界になると思うんです。
いっぱい居ますし、面白い子しかいないですね。例えば、課題通りにやって来ないとか(笑)。それってサイコーですよね。「やってくれたな」という良い裏切り。TCAの学生には、本当に沢山の裏切りを食らっています。有名な作家は、ワクワクする感覚を持ち続けていたり、自分の意思を発信できる人が多いと思います。だから、学生の皆さんにもその感覚や思いを持ち続けたまま、プロになってもらいたいですね。
自分が担当編集したマンガ本の発売日に「重版出来となりますように…」と、手塚先生にお願いします。
編集者のゴールはマンガが売れることが使命なので。
小学5年の時、藤子不二雄Ⓐ先生が描いた『まんが道』を読んで、マンガの道に進もうと決めましたね。それで美術大学の大学院でプロデュースを学び、編集者になりました。だから、好きなことをやっているので仕事という感覚はあまりないです。
買ったままにしてある大量のマンガを読み続ける!外に出かけるのもあまり好きではないので。正直なところ好きなことを仕事にしているから、休みの日に何をしたら良いか分からない(笑)。
「10年、20年と漫画家として食っていける方法は何だろう?」と常に考えながら教えていますし、色んな事を試させてあげる場所でありたいなと思っています。アクションが描きたい子に対して、あえてSF、少女漫画、BL等、様々なジャンルを試させる場合も多いですね。本人も気づかない才能に気づくかもしれないですから、様々なジャンルにチャレンジしてもらいたいです。
楠佳先生の『鬼切丸伝』というマンガを企画から連載まで担当し、舞台化までされたのは最高に嬉しかったですね。しかも2回公演!舞台化もそうですが2回公演も珍しいことで。宇多田ヒカルさんも推薦してくれたんですよ。その時に「マンガは、世界を動かすチカラがある」と思いましたし「手ひとつで世界を動かせるイチバンすごいメディア」だと確信しました。
とにかく相手が何を考えているのかを聞き出して、上手く引き出すのが重要。だから「言葉の裏は何だろう?」と、ずっと考えています。作家も狡猾なのでお互い笑いながら、つば迫り合いしています(笑)。
100年後に行って世の中にどんなメディアがあるかを見てみたいです。完全なAIが存在して、ボタンを押したら好きなアイドルになってくれるとかだったら面白くないですか?(笑)。