愛のすべて（笑）。

愛を教えています、本当に（笑）。具体的にはグラフィックデザインをベースにデザインの考え方やヒットするデザイン、ターゲット心理などを教えています。しかも僕はTCAの開校当時からここで先生をしているんですよ。

30数年、
TCAで教えています。

学生と話すと未来へのパワーを感じるし、そのパワーを受け止めて一緒に伸びることができる。だから先生という仕事を続けているんだと思います。現役を続けられているのも、若い子たちから刺激をもらっているお陰かもしれない。

良いところを伸ばす。

伸ばした方が良いところや改善すべきことを見極めて的確にアドバイスするように心がけています。たまに、他の授業で出された課題についてアドバイスすることも。一生懸命やったのに評価されず落ち込んでいる場合は、評価されなかった理由を具体的に伝えて指導する。やっぱり理由が分からないと学生も納得できないし前に進めないから。だから僕はハイクオリティデザインだけじゃなく悩み解決も指導しているね（笑）。

若い頃に手掛けた
駅貼りポスター。

数多くやっているので中々思い出せないけど、ひとつ挙げるとするならば、若い頃に自分がデザインした駅貼りのポスターかな。大人向けの旅行をテーマにしたもので、京都で撮影をして。
新宿駅にダーンと張られた時は感動しましたね。でも、僕が作ったとは誰も知らない。それもまた面白い。仕事の大小ではなく気に入ってもらえたり商品が売れると嬉しいです。

パティシエか料理人。

料理が得意なので、パティシエか料理人かな。作るという意味では、今の仕事に近いのかもしれないですね。ウチの子供も「お父さんがこの仕事じゃなかったら、シェフとかパティシエになったら面白いかもね」って。直接「おいしい」と言ってもらえる仕事は幸せかもしれない。

感謝の気持ちと、自分らしさ。

「ありがとう」という感謝の気持ちと、自分らしさですね。僕はジブン大好きだから、今まで僕を支えてくれた自分に感謝したいし、自分らしいことをやり続けたい。自分が悪い時には叱ってくれる人もいる。この歳になっても叱ってくれる人がいるのは感謝ですし、一人ひとり考え方も違うから面白いですよ。自分は一人で生きていけないですからね。

常識外れの子。

普通の常識では当てはまらない学生が面白い！そういう子が将来バリバリ活躍したいと一生懸命に頑張っていて。上手くいけばすごく伸びると思うので、僕は彼らを全力で指導してあげたいですね。

アジアの人たちに
デザインを教えたい。

1年も休みがあるとボケちゃう（笑）。でも、やりたいことは沢山あるかな。例えば、アジアの人たちにデザインを教えたり、昔一緒に仕事をしていたアメリカの友達とクリエーティブの話をしながら呑みたいな。

過去へ戻って謝罪の旅（笑）。

未来は自分で作っていけるとして、反省を踏まえて過去に戻りたいかな。過去を修正できたら今より大人になった僕がいるかもしれない（笑）。でも、やって来たことに後悔は全くないですよ。

父のお米と、
自作のカプレーゼ。

父は米作りに捧げた人なので、そのお米を食べたい。あと料理するのも好きだから、自分で作るカプレーゼかな。