プロデューサーで食べていくことができるのでしょうか。プロデューサーのお金事情について解説します。
映画会社や映像制作会社、そしてテレビ局などでプロデューサーの仕事をすることができますが、最も花形と言われているのがテレビ局、しかもキー局と呼ばれる東京の主要テレビ局でのプロデューサー業です。テレビ離れが進み、年々視聴率や広告収入の落ち込みが指摘されており、年収は減少傾向にあると言われていますが、それでも平均1000万から1500万円となっています。テレビ局の場合には、アシスタントディレクターからスタートし、ディレクター、チーフディレクター、アシスタントプロデューサー、そしてプロデューサーと長い経験を積むことでようやくその位置に立つことができます。テレビ局に入社すること自体、競争率が高くて非常に難しいため、成功を収めることができる人はほんのひと握りだと言えます。
映画会社や映像関連会社でもプロデューサーが活躍しています。彼らの平均年収も800万から1000万円ほどと、一般的な会社員と比べると高い傾向にあります。ただ、プロデューサーは手がけた作品をヒットさせることが最も重要なミッションのため、ヒットが出なければ年収は下がっていきます。そういう意味では実力社会だと言えます。
プロデューサーの主な勤務先としてはテレビ局や映像制作会社、映画配給会社などがあります。テレビ局、特にキー局と呼ばれる東京のテレビ局への就職は狭き門で、競争率が非常に高くなっています。また、プロデューサー職での募集はなく、経験を積み、社内で認められた人だけがプロデューサーに昇格できるような企業もあります。