WEB エンジニアのお仕事内容

WEB エンジニアって、どういう仕事?

インターネットは私たちの生活において、もはやなくてはならないものになっています。ECサイトで商品を購入したり、ホテルや旅行の予約をしたり、地図や行き先案内サービスで目的地や時刻表を調べることもあります。ニュースや動画を見るときにも使っています。何気なく使っている人も多いかもしれませんが、それらのサービスはほぼすべてインターネットに接続されています。仕事でもインターネットは欠かせません。メールで業務連絡をするほか、電話もインターネット回線を使っているというオフィスもあります。また、動的なサイトや自分好みに記事やレイアウトをカスタマイズできるサイト、決済や検索性に優れたWEBサイトなど、さまざまな機能を持ったWEBサービスが年々増えています。

WEBエンジニアはこうしたWEBサービス、あるいは同様の機能を持ったアプリケーションを開発するほか、システムの設計・管理を主に担当します。少人数での開発が多く、WEBエンジニアにはどのようなシステムを作るのかといったシステムを企画するスキルに加え、設計やサーバーに関する知識、デザイン、コーディング、SEO対策、そして利用者を効果的に集めるためのサイト誘導やWEBマーケティングなど、幅広い知見が求められます。

就職先はゲームアプリ制作会社やWEBのシステム開発を手がけるIT企業などが中心になります。

お仕事完了までの流れ

続いて、WEBエンジニアの仕事内容を見ていきましょう。どのような手順で仕事をしていくのか、依頼から完了までの流れを簡単に解説していきます。

システムを設計する

WEBサイトにどんな機能を盛り込むのか、あるいはどんなアプリケーションを制作するのか、仕様を決定します。クライアントから具体的な指示を受けることもありますが、ときには漠然とした要望やWEBサイトの目的、今回の予算などを聞き出してから、どのような機能を搭載すべきなのか、WEBエンジニアの方から提案することもあります。

プログラミングを行う

サイトの仕様が決定したら、開発の作業がスタートします。WEBエンジニア自らがプログラミング言語を使って開発を行うこともあれば、高度なプログラミング技術を要求される仕様なら、プログラマーの協力を仰ぎながら、作業を進めることもあります。

運用のためのサーバーを構築

既存のWEBサイトに簡単な機能を追加する程度であれば、サーバーに大きな負荷がかかることはありませんが、ECサイトの構築やデータベースを利用したWEBサービス、あるいは新しいアプリケーションを作るときなどは、サーバーの検証や構築も欠かせません。サーバーの管理者と連携しながら、作業を進めていきます。

きちんと動作するのかテストを行う

サービス開始後に不具合があると、大きな問題となるのは言うまでもありません。そのため、実際にサービスが動くのか、脆弱性はないのか、使いやすさに問題はないのかなど、テスト用のサーバーにWEBサイトやアプリケーションをつなげて、検証していきます。

問題がなければ、WEBサイトを公開

テストで問題がなければ、WEBサイトやアプリケーションを公開します。このとき、トラブルが発生した場合の対処法、あるいは運用を行っていくための指示書となるマニュアルも作っておきます。

これ、どういう意味?

どんな仕事にも、その職業に関わる人たちがよく使う専門用語があります。ここでは、WEBエンジニアの業界用語を取り上げます。

「ローンチ」

IT業界では、新たにWEBサイトやアプリケーションを公開することを、ローンチと呼びます。ローンチの予定日が決まったら、いつどんな作業を完了させるべきなのか、WEBエンジニアはまず作業スケジュールを作っていきます。

「SEO」

SEOとは、Search Engine Optimizationの略で、日本語では「検索エンジン最適化」と呼ばれます。企業名やキーワードをGoogleやYahooといった検索エンジンで検索した際に、上位で表示されるか、下位で表示されるかによって、サイトを訪れる訪問者の数に大きな差が出ます。そのためどうすれば上位で表示されるのか、WEBエンジニアにアイデアが求められることがあります。

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