皆さんこんにちは。TCAです。

自動車デザイン科カーデザイン専攻4年生の岡村英晃さんが2023年9月5日(火)〜2024年1月31日(水)の期間、フランスのパリにあり、世界有数のインダストリアルデザインの学校として名高い「ストレート スクール オブ デザイン」にてTransportation designを学びました。こちらは数多くの有名企業とのタイアップによりこれまでに1000を超えるプロジェクトを成功させ、BUSINESSWEEK誌において、世界で優秀なトップ60に入るデザイン学校として紹介されております。このコースは、グローバルデザイナーを育てることを目的として、機能、人間工学などを交えながら、車両の空間、運転席、インターフェースの色や素材、仕上げなどトレンドに沿った車両コンセプトを提案できるように学ぶコースです。また、「ストレート スクール オブ デザイン」とTCAは2003年から教育提携を結んでおり、様々な提携プログラムを行っています。

岡村さんが留学を決めたきっかけとして、本校教育顧問である藤村先生からの後押しが大きかったよう。元々岡村さん自身、ヨーロッパの自動車デザインには興味があったが、語学留学には興味がなかったそうです。しかしコロナ禍も落ち着き、今年からTCAでも留学制度が再スタートしたタイミングでの藤村先生の「海外の自動車デザインに興味があるなら絶好の機会」という後押しもあり、長期留学に踏み出しました。

実際に、「ストレート スクール オブ デザイン」の授業を受けてみて、岡村さん自身が最も大切だと思ったことは、「自分の意見をはっきり明確にキーワードで伝える」ということ。留学中は共通言語として、仲間や先生方と英語での会話となり、言語や文化の壁に初めはぶつかりました。しかし、自分の想いをキーワードやビジュアルで端的に伝えることで一気にコミュニケーションスキルが高まったとお話し下さいました。特に、「ストレート スクール オブ デザイン」では学ぶ内容も日本でいう大学院クラスのレベルになります。日本は全員の意見を汲んで物事を決定していきますが、留学先ではトップの人が全体の指揮を取り意思決定を行うというスタイルにギャップを感じながらも、ビジュアルやキーワードで明確に伝えることで乗り越えていきました。

現在、ガソリン車から電気自動車にますます切り替わり、変革期を迎えている自動車業界。岡村さん自身も感じており、将来はガソリン車でも電気自動車でも歴史に残るような、美しい車をデザインをしたいとお話し下さいました。これからの活躍が非常に楽しみです。

■TCA海外留学について

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