マンガ家の年収、給料、給与

マンガ家の年収はどれくらい?

マンガ家の年収は、出版した単行本の売り上げに左右されます。書籍を執筆した著者は印刷した発行部数もしくは売上部数に応じて、印税を手にしますが、マンガ家も同様です。印税の割合は、キャリアや出版社によって、多少異なりますが、価格の8~12パーセント程度です。1冊500円のマンガ単行本が、1万部発行されたとすると、500円×10パーセント×1万部で、印税は50万円になります。週刊誌に連載を持っていた場合には、年間3~4冊の単行本を発行することになります。そのため、単行本の売り上げによる年収は約150万円です。

また、印税とは別に、雑誌に自身のマンガが掲載されるたびに原稿料が発生しし、原稿料を手にします。原稿料もキャリアや出版社によって異なりますが、相場は原稿1枚あたり1万円~3万円程度といわれています。1回の連載で20ページ描いたとしたら、20~60万円の収入になります。週刊誌の場合には年間50号程度発行されるため、1000万~3000万円を手にする計算になります。

マンガ家とお金の話

アシスタント代や材料費はすべて自腹

マンガ誌で連載を持つようになると、毎回の原稿料に加えて単行本の印税も入るので、年収が高いと思われるかもしれません。ですが、厳しいスケジュールでマンガを制作するためには、アシスタントの力が欠かせません。そのため、マンガ家は彼らの給料を支払う必要があります。腕利きのアシスタントを抱えると、それだけ仕事が楽になりますが、高い給料を支払わなければいけません。またマンガを描くための画材も自腹です。

アニメ化、グッズ化で伸びる年収

ヒット作を描くことができれば、大きな収入を得ることができるのもマンガ家という職業の魅力です。例えば、テレビアニメ化やグッズ化されると、売り上げに応じてロイヤリティ(使用料)が支払われます。また近年はゲームやパチンコのキャラクターとして使用されることもあります。

どこで働くの?

マンガ家を目指すなら、働きながら作品を描き続けて賞を狙うか、もしくはアシスタントとしてキャリアをスタートすることが考えられます。そのほかデザイン会社に就職し、デザインの仕事をする傍ら、マンガ家になる道を探る人もいるようです。

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