アニメーターの年収、給料、給与

アニメーターで食べていけるの?

アニメーターで食べていくことができるのでしょうか。アニメーターのお金事情について解説します。

アニメーターとお金の話

動画マンの年収は約111万円で低賃金が議論に

日本のアニメーションは独創性と高いクオリティから、世界的に評価されていますが、一方で制作現場を取り巻く環境は悪化しているといわれており、たびたび議論されています。特に末端の作業を担当する動画マンの年収が低いとされ、日本アニメーター・演出協会(JAnicA)が公開した『アニメーション制作者実態調査 報告書2015』という業界白書によると、2013年のアニメ制作関係者の年収を平均すると約330万円でした。そして職種別に見ると、若手がまず担当する動画部門では、年収が約111万だったといいます。さらに就業形態はフリーランスが37.7パーセントと最も多く、契約社員、正社員、自営業と続いていきます。作業が膨大なため、勤務時間も長くなりがちで、働く環境としては決してよくないといわれています。

フリーランスの給料は描いた動画の分量で決まる

フリーランスの動画マンの場合、描いた動画の枚数によって、給料が支払われることになります。金額は作品の規模やアニメーションの用途、制作会社によって異なりますが、1カットあたり150円から250円程度だといわれています。

どこで働くの?

フリーランスとして活躍するアニメーターが最も多いですが、会社員として働くアニメーターもいます。就職先としては、アニメーション制作会社や動画制作会社、アニメーション作家の個人事務所などがあります。作品ごとに契約をして、腕を頼りにいろいろな現場をわたり歩くような人もいるようです。

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