本校ゲームプログラマー専攻2年の宮城さんが、NHNアトリエ様、G2 Studios様、マーベラス様の3社が合同で開催した「企業合同ゲームジャム」で見事優秀賞を受賞しました!本イベントは、学生や若手クリエイターたちが短期間でゲームを制作・発表する実践型の制作コンテストです。
▶ イベント詳細はこちら:https://gamejam.marv.jp/202508/index.html
作品タイトルは「ポーズを決めろ!ピッタリフト」
宮城さんがチームの一員として制作した作品は、「ポーズを決めろ!ピッタリフト」。フィギュアスケートをモチーフに、画面中央に表示されるポーズにプレイヤーが体の動きを合わせる、シンプルながらも奥深いゲームです。
「マウスひとつで操作できる直感的なゲームにしたいと思いました。どんな人でもすぐに楽しめる内容にこだわりました。」
異なる環境のメンバーと挑んだ2日間
今回のチームは、主催側が組んだ4人チーム。全員が初対面という状況の中、宮城さんはIK(手足を動かす制御システム)とオーディオ制作を担当しました。限られた制作時間はわずか2日間。緊張感の中でのスタートでした。
⬆️制作に関わった宮城さん
「IK制御は初めての挑戦で、まったく知識がない状態からのスタートでした。試行錯誤しながら動きを作っていくのは大変でしたが、やり遂げた達成感が大きかったです。」
制作後はチーム内外の投票によって受賞作品が決まる形式。結果が発表された瞬間、宮城さんの胸にまず浮かんだのは「安心」の気持ちでした。
「時間が限られていたので完成できるか不安でしたが、チームのみんなと頑張って作り上げたので、評価されて本当にうれしかったです。」
チーム制作の経験が生きた瞬間
宮城さんが特に感じたのは、TCAでの日々の授業が今回の挑戦に直結していたということ。チーム制作の授業で培った「役割分担」や「コミュニケーション」が、異なる環境での連携に大いに役立ったそうです。
「TCAではチームで企画から制作まで行う授業が多く、自然と協力する力や調整力が身についていました。初対面のメンバーとも短期間で信頼関係を築けたのは、その経験のおかげだと思います。」
⬆️「ポーズを決めろ!ピッタリフト」ゲーム画面
さらなる目標は「人を笑顔にできるゲームを」
今回の受賞を経て、宮城さんの中に新たな目標も芽生えました。今後は「誰かの心を動かすようなゲーム」を作りたいと話します。
「まずは身近な人が楽しめるようなゲームを作っていきたいです。将来的には、プレイヤーが“もう一度遊びたい”と思えるような、印象に残る作品を作ることが夢です。」
将来はクライアントエンジニアとして、ユーザー体験を支えるゲーム開発に携わることを目指しているとのこと。
これからTCAを目指す皆さんへ
最後に、これからTCAを志す高校生へのメッセージをもらいました。
「どんなときも最後は自分の“やる気”が原動力になります。うまくいかないことがあっても、“好き”という気持ちを忘れずに挑戦し続けてください。」
短期間で新しい技術に挑戦し、仲間と共に結果を残した宮城さん。“好き”という気持ちを力に変え、次のステージへと進む姿は、まさに未来のクリエイターそのものです。これからの宮城さんのさらなる活躍にも、ぜひご期待ください!






