提供企業名：株式会社バンダイナムコスタジオ

課題内容

ゲームショウ展示に向けたイラスト制作を行いました。学生各自が架空のゲームを想定し、イラスト一枚で表現しました。世界観の魅力を一枚で伝える為の構図を思考錯誤しながら考えゲームポスターなどでも使用できるくらいのクオリティを目指しました。昨年までは毎年東京ゲームショウにて優秀な作品はブースの巨大看板として展示され、学生達もそれを競いながら描く恒例課題となっています。

コンセプト

江戸時代後期、とある町に住む少女、榊屋 澄桜は、古くから続いた退魔師を生業とする家系の末裔だった。しかし、混沌てした戦乱の世は終わり、天下泰平となったこの時代では悪さを働く妖怪も随分減り、彼女は町で時たまおこる小さないざこざやトラブルを解決する、言うなれば町の見守り役といった存在になっていた。 そんなある夜、彼女は町外れにある古びた神社から異様な気配をを感じ取り、すぐさま現地へ向かった。 少女が神社の入口に着くと同時、轟音と共に神社の背後から巨大な餓者髑髏が現れた。 彼女はこの怨霊から町を守るため退魔師として刀を構えた。 構図を斜めにした対立構図にすることで、戦っている時の躍動感を表現しました。 また、アオリ構図にし、餓者髑髏の後に月を配置して逆光気味にすることで、餓者髑髏の恐ろしさや威圧感を表現し、それに立ち向かう少女の刀に月光を反射させることで彼女の心の強さや鋭さを表現しました。