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TCA産学連携教育/イラストレーターデビューゼミ

さいとうなおき先生

Profile

世界中でブームを巻き起こしたゲームシリーズに登場する架空のキャラクターデザインを手掛ける、公認イラストレーター。その他ゲームでは『ドラガリアロスト』メインイラストレーター、『ウマ娘プリティダービー』キャラクターイラストなどを担当。漫画『グラップラー刃牙』では着彩を担当、スピンオフ作品『バキどもえ』の執筆など漫画家としても活躍。YouTubeチャンネルにて絵の上達テクニックなどの情報も発信する。

MISSION

学生の作品を本気の添削。プロの世界で通用するイラストとは!?

第一線で活躍するプロのイラストレーターが、学生の作品を添削する特別授業。プロからの目からウロコのアドバイスを受けて、制作意欲もさらに高まる!

さいとうなおき先生

「自分で描いてみたいキャラクターとその世界観」をテーマに自由に創作してもらう授業です。審査員やクライアントなどプロに選ばれるには、それぞれの作品でどんなところを気を付けるべきか、添削します。まず大事なのは作品を最後まで完成させること。「これで出来上がった!」と思ったものに周囲から意見をもらい、改良することで完成度は高まります。また1枚の絵で人を惹きつけるためには情報量をコントロールすることが大事。あれもこれも描きたいと欲張らず、ひとつのテーマに絞って1枚に落とし込んでいくことを意識してください。見る人に伝わるかどうか、わかりやすいかどうかも、時々立ち止まって考えることも重要です。これらを意識して、作品づくりに取り組んでください。

学生のイラストをさいとうなおき先生がブラッシュアップ!

CASE STUDY 1

コミックイラストマスター専攻 Uさんの作品

1メインで描かないものこそ丁寧に

葉っぱはこのイラストでは飾り、メインはあくまでキャラクターです。しかしそういうメインでないものこそ、ぼかさずハッキリ描くことでキャラクターが引き立ちます。

2あえて黒を使うことで透明感を出す

影の黒い部分を出したり、主線の黒を強調したりするなど、明度の沈んだ部分をつくることで、全体に絞まりが出て、このイラストの持ち味である透明感が引き立ちます。

3ディテールは資料を見て制作を

波打ち際は浅く泡立っていることが多いです。それをきちんと表現すると、この作品の透明感をより表現できます。細かいところこそ、実際の写真を見るなどしてリアリティを追求しましょう。

CASE STUDY 2

コミックイラストマスター専攻 Hさんの作品

1何が主役であるか意識する

お菓子作りを描いているということは、この作品の主役はスイーツ。パースや、影などは気にせずスイーツそのものを美味しそうに描くことに集中を。見せ所を一点に決めると、全体が見えてきます。

2エフェクトを効かせ演出を入れる

天井のリアルな描き込みは残しつつ、キラキラを入れたり、燃えている炎を入れたりとエフェクトで強調することで、現実とファンタジーのバランスが良くなります。

3主役を描く際はリアリティは多少無視してOK

主役がスイーツであるとしっかり決まりきれば、その主役周りは多少リアリティを無視し、強調してかまいません。クリームを飛ばしてみたりと、ありえない状況を入れても面白いでしょう。