2016.11.24

現役クリエイターに聞いた「スキルアップのコツ」は"自主練"時間の確保だった!

クリエイターに求められる、高いスキルと最新トレンドへの感度

デザイナー、イラストレーター、プログラマー、プランナー…クリエイティブ領域のお仕事って、聞いてるだけでもワクワクしてきますよね。でもそういった職業に就いてもスキルアップをしていくことが必要不可欠なのがクリエイターの使命。

他人の作品の模倣と言われないように気をつけつつ、常に高いレベルと最新トレンドを踏まえた成果物が求められる一方で、スキルアップのために「お金をあまりかけられない」という人も少なくないです。

しかし、参考書を読んだりして自分で学習する『独学』だけでは、やる気がないと続けられないのもさることながら、膨大な作品群や情報メディアに触れるのはとても非効率的…。そのため、自分の成果物に対して、適切なアドバイスが得られるスクールの方が確実だと考える人も多いんです。本気で「腕を磨く」ことを見据えて、どのような学び方を選ぶべきなのでしょうか?

クリエイターの3人に1人は、スキルアップのために学習し続けている!

クリエイターの世界では一定のスキル・能力が身についたとしても、そこがゴールではありません。クリエイティブ職経験者133人に「スキルアップをするために学んでいることはありますか?」と聞いた結果、およそ3人に1人はスキルアップのために何らかの学習を行っていることがわかりました。

【スキルアップをするために学んでいることはありますか?】
ある 36.8%
ない 63.2%

その中でも多かったのは、やはり仕事に直結するような分野を学んでいるという声。

・イラストレーションの作成方法(27歳/女性/その他)
・仕事をもらう機会を増やすための、コンピュータプログラミング(24歳/男性/フリーランス)
・WEB制作におけるデザインやコーディングについて(24歳/女性/デザイン関係)
・新しいプログラミング言語のキャッチアップ(35歳/男性/その他)

また、クリエイターならではの回答も目立ちました。

・色を見るセンス(30歳/男性/出版・マスコミ関係)
・音楽理論とDTM(36歳/男性/その他)
・よいものを見るセンス(37歳/男性/コンピュータ関連技術職)
・美術(27歳/男性/その他)

自分のアピールポイントになるような専門的な知識や技術がある人は、多くの仕事をもらう機会に恵まれるので、それがやがて大きな強みとなります。まずは興味本位でもかまいません。いろいろなモノ・コトに敏感にアンテナを張っていたいものです。

多忙な中でも通学派が多数存在

さらに学ぶ方法として専門学校などへの通学派も多く存在していました。

・CGを専門学校で学んでいる(37歳/女性/営業・販売)
・尊敬するクリエイターの講座を受講する(28歳/女性/デザイン関係)
・専門学校が開催するセミナーに頻繁に通った(29歳/男性/研究・開発)

クリエイティブ業界では、他業種と比べてひときわ求められる能力や技術が目まぐるしく変化しています。そのような中で、独学で身につけたり吸収しづらいことを、専門学校などへ通学をして学ぶという考えもあります。

クオリティの向上はもちろん、効率の面でも常に新しいスキルを身につけているほうがよいものの、学びたいことや目指すことにより、学び方を選ぶべきなのかもしれません。

自主練の時間を確保して、他のクリエイターに負けないスキルを身につけよう。

クリエイターとしてご飯を食べていく…というのは、口で言うほど簡単なことではないかもしれません。どうにもならないセンスの差が出てしまったり、時の運で希望の企業に就職できないこともありえるでしょう。

クリエイティブな仕事は、とても華やかでやりがいのある領域ですが、他の仕事に比べて専門的な情報や慣習を意識しないといけないことが多いのです。そのために、スクールに通ったり、信頼のおける人から情報収集を行いながら、効率的・継続的な学習をすることがスキルアップの近道になることもあるでしょう。せっかく時間やお金をかけて学習するのですから、より間違いの少ない選択肢を選ぶのがポイントです。

【調査概要】
方法:NEWSY調べ(インターネット調査)
調査期間:2016年5月17日~2016年5月30日
対象:全国のクリエイティブ職の経験がある人 計133名
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